消費者金融の返済について

消費者金融の返済について

消費者金融のキャッシングを利用する際には、業者選び・審査・借入限度額の選定・金利等のチェックの他に、どんな返済方法が用いられているかを確認することも重要です。とは言え、消費者金融業界の返済方法に、それほど沢山の種類があるわけではありません。個人の小口の融資に向いた消費者金融のキャッシングですから、それに合った返済方法は自ずと限られてくるからです。その返済方法は細かく見れば違いはありますが、基礎となる返済方法は大きく分けて2種類あるので、ここではその2つに絞ってお話していきたいと思います。

 

まず1つ目は元利均等返済で、これは返済の最終月を除いては元金と利息の額は毎月違いますが、足すと毎月同じ金額になるように調整し、返済していく方法です。配分は返済初期は利息分が多めで、元金は少なめであるのが大きな特徴です。毎月同じ額を返せばいいのでわかりやすいことも魅力です。もう1つは元金均等返済で、こちらは毎月返済する元金だけが同額で、払う利息だけが違うのが特徴です。そのため、返済する額は毎月変わるので注意が必要です。どこかの業者へ申し込む前に、ネット上の無料の公式サイトを利用して、まず限度額を設定し試算して(返済シミュレーション)おくと、最適な返済方法がわかり、業者を選ぶ際の良い目安になります。今ご紹介した2つの内では、元利均等返済を基にした方式を採用している業者が多いそうです。

 

多くの業者は、この元利均等返済や元金均等返済の方式を基にして考え出された、残高スライドリボルビング方式という返済方法を採用しています。この方式は月々一定の金額を支払うリボ払いと、借入金額の残高に合わせて、毎月返済金額が変わる方式を組み合わせたものです。つまり、返済の進捗状況や追加借入をした場合等に合わせて、返済金額が変わっていくのです。この方式ですと、返済前は最初の月の返済額しか決められません。利用者の返済状況に合わせて、その都度法則に則った返済金額を業者側が指定していくのです。