消費者金融の実態とイメージ

消費者金融の実態とイメージ

消費者金融は1980年頃までは、高利や過酷な取立で大きな社会問題になっていましたが、今から4年前に貸金業法が改正されたことにより、改めて悪いイメージを一新しました。特に総量規制といって、例え複数の業者から借りても年収の3分の1以上は貸さない規制の導入により、利用者の借りすぎを規制するのに大きな効果をあげることとなりました。一方で様々な理由で、どうしてもそれ以上借りたいという人が闇金業者を利用してしまうケースもあり、新たな問題も生まれています。

 

とは言えグレーゾーン金利と呼ばれてきた、利息制限法上での基準以上の金利の適用も廃止されたので、正規の業者であれば規定以上の利息をとることはなくなりました。以前の消費者金融の業務に関する法律には、玉虫色と言われても仕方がないような曖昧さがあったのですが、今ではそういった曖昧さは排除され、誰が見てもわかりやすいクリアなものになったと言えます。それでも、根本的にお金を借りる所であるのには変わりはないので、いつでも引き出せるお財布代わりのような、そんな認識を持つことだけは避けたいものです。