消費者金融について

消費者金融について

急にお金が要り用になったとき、気軽に利用出来る存在として御馴染みの消費者金融ですが、その消費者金融がどんな位置づけにあるのかを、ここで改めて考えてみたいと思います。まず消費者金融とは、銀行が主に法人や事業主に対して大口の融資を行うのに対して、個人に小口の融資を行う金融機関という位置づけになります。預金業務を行わないので、個人向けのノンバンクということになります。消費者金融のキャッシングと銀行のカードローンの違いは、預金・為替等の業務を扱っているかどうかの他に、業務の遂行に際して適用されている法律の違いにもよります。銀行には銀行法があり、消費者金融には貸金業法が適用されます。つまりほぼ同じ業務をそれぞれ違う法律で行っているということなのです。

 

消費者金融は、個人に無担保・無保証で信用貸しで融資をしてくれるので、大変お金を借りやすい機関であると言えます。信用情報機関により、過去の借入履歴等は調べられますが、審査には小口なら身分証のみ、多少高額の融資でも収入を証明する書類等があればよく、審査自体は銀行よりもスピーディーです。銀行は多額の長期ローンを扱いますから、審査にも労力と時間を要します。それに対して消費者金融は、借入履歴に問題がなく収入の安定性が保証されれば、最短で即日の融資を行うことも可能なのです。

 

ただ小回りが利いて使いやすい代わりに、銀行より利息が高いのが特徴です。普通に考えれば、小口の融資はすぐ返済が済みますから当然のことです。しかしその利息は銀行のローンのような月単位ではなく、日割りの計算になっているので、1週間程度の短期の融資ならば得になることもあるのです。業者によっては、初回限定で無利息期間を設定したり、同じ条件なら繰り返し無利息で融資をしてくれる所もあります。